こんにちは、オフィス解体新書の杉山です。
8年ほど前からコツコツ取材や実践をおこない、進めてきた自著『オンリーワンのキャリアを手に入れる 地方副業リスキリング』(発行:自由国民社、監修:南田修司氏)を、8/2に上梓します。
近年、政府も力を入れているリスキリング。自分もやったほうがいいのかなと思う一方で、何をすればいいのかわからないし、そもそも会社の外で学んだところで本当に意味があるのかな、とモヤモヤしている方は少なくないと思います。
そんな方に「地方副業」を提案するのが、本書です。
「地方副業」とは、主に首都圏で働くビジネスパーソンが、地方の中小企業やNPOなどでオンラインツールを駆使して、副業(あるいはプロボノ)をすることです。
地域課題の解決に乗り出したくても人手不足で取り組めていない地方の企業やNPOで、足りないピースを埋めるように働き、貢献する。その経験は個人のリスキリングにも好影響をもたらします。
普段とは異なる環境に身を置き、いつもとは違うメンバー達と仕事をすれば、今まで気付かなかった自分の強みに気付き、これからどのようなキャリアを形成していけばよいのかも見えてきます。また、本業では出会えない人とつながれる、ビジネスのヒントが得られる、サードプレイス(職場と家庭以外の第3の居場所)ができる、といったメリットも。何より働いていて楽しい──。
この本の企画が生まれた原体験は、今から20年以上前に、前職の編集プロダクションで、毎年、専修大学から夏季インターンシップの学生を受け入れるようになったことです。
わずか2週間ながら、学生がみちがえるように成長するのを見て、「縁もゆかりも無い会社で短期間だけ働く経験は、社会人にとっても有益なのではないか」と考えたのです。
そのうち、「社会人向けインターンシップ」のような取り組みが少しずつ出始めたことから、独立後の2017年に、それらを紹介する情報サイトを立ち上げ。リサーチをするなかで見つけたのが、地方副業やプロボノでした。
当時は、地方副業・プロボノをマッチングするサービスが少しずつ増え始めた頃。これなら、副業・プロボノ先に貢献する喜びを味わいながら、「縁もゆかりも無い会社で短期間だけ働く経験」ができるのではないか。サービス事業者や地方副業・プロボノの経験者に取材を重ねるうちに、その思いは強くなっていきました。
さらに、「自分でも体験してみなければわからない」と、岩手・釜石の会社で、ウェブメディアの立ち上げや記事執筆の副業に8カ月間ほど従事。長野・塩尻でも、プロボノプロジェクトにプロボノメンバーやコーディネーターとして参加したり、その縁で塩尻市の関係人口ポータルサイトを約4か月の副業で立ち上げたり、とさまざまな経験をさせていただきました。
この実体験を通して、私自身も、自分に巣食っていた固定観念に気づいたり、キャリアを見つめ直したり、と内面の変化を感じることができました。これで地方副業・プロボノの有用性を確信したのです。
ただ、自分で体験するなかで、「新たな取り組みであるが故に、副業・プロボノ人材と受け入れ企業の間ですれ違いが起こりやすい」という課題も見えてきました。そのすれ違いを未然に防ぐ内容の書籍があれば、人材や企業のお役に立てるのではないか、と考えたわけです。
以前取材させていただき、私が地方副業をした時にお世話になった「ふるさと兼業」を運営するNPO法人G-net代表理事の南田修司さんに監修を打診。突然の申し出にご快諾いただき、企画が大きく前進しました。
そのうえで自由国民社編集部編集長(当時)の三田智朗さんにX経由で企画を持ち込んだところ、採用していただくことができ、書籍化にこぎつけることができました。
さらに、越境学習研究の第一人者である法政大学大学院政策創造研究科教授の石山恒貴先生にもインタビューなどのご協力をいただき、より充実した内容になりました。
書籍化を構想してからかなり時間がかかってしまいましたが、その分、実践的な本になったのではないかと思います。
どうやってリスキリングや学び直しをするか迷っているビジネスパーソンの方や、新しい形の社員研修として地方副業・プロボノ的な要素を取り入れたいという企業経営者・人事担当者の方にご覧いただきたい一冊です。
もしご興味があるという方はぜひご一読ください!
※Amazonや楽天ブックスでご予約になれます。
https://amzn.to/3Xxw02P
https://books.rakuten.co.jp/rb/17916819/