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【ライターの話】なぜ、どのライターセミナーでも、「早く実戦を」「いろんな仕事を」とお伝えしているのか? | オフィス解体新書のサイト

【ライターの話】なぜ、どのライターセミナーでも、「早く実戦を」「いろんな仕事を」とお伝えしているのか?

セミナー・取材協力

こんにちは、オフィス解体新書・ライターの杉山です。

最近、ライターセミナーを企画したり、自分が話したりすることが多いのですが、
「最低限のことをお伝えするので、あとは1日も早く、ライター仕事に挑戦しましょう」
「できればいろんな記事に挑戦した方が良いですよ」

といったことをお伝えするようにしています。

実戦を数多くこなさないと鍛えられない、2つの力とは

その大きな理由の一つが、実戦を数多くこなさないと、次の2つの力が鍛えられないから。

それは、文章力ではありません。

「1.多くの人の思いを汲み取って、落とし所を見つける力」
「2.成り立たせる力」

です。

意識すべきなのは読者だけではない

まず、「1.多くの人の思いを汲み取って、落とし所を見つける力」。
これは、「読者のことを考えて書く」というのが基本ですが、実際には、取材先、編集部(編集長と担当者)、クライアント(上長と担当者)、代理店などの意向を汲む必要があることが大半です。全員の思惑が一致していることはまずありません。

それらを総合し、全員が納得する落とし所を考えるのは、ライターに託されることが多いです。実はこれが難しく、コミュニケーション力や理解力、引き出しの多さが問われます。

スムーズにいかない時にこそ、真価が問われる

一方、「2.成り立たせる力」とは何か。
とくに取材記事によく起こるのですが、取材の音声を文字起こしすれば、そのまま記事になることはほぼありません。
それどころか、「○ページの記事をつくるには内容が足りない」「話がテーマとずれている」「取材相手の言っていることがよくわからない」など、一筋縄ではいかないケースのほうが日常です。
そんな時、どうするのか? あの手この手で記事を成り立たせることが、ライターの役割です。

実際にやってみてから、改めて受けたほうが、学習効率が良い

この2つは、ライターが仕事をしていく上でかなり重要なのですが、いくらセミナーをたくさん受けても身につきません。
だから、「少しでも早く仕事を」「できればいろんな仕事を」とお伝えしているわけです。

複数のセミナーを受けるなら、実際に仕事をやってみて、自分の弱点や学ぶべき点を知ってからの方が、必要なセミナーが分かり、学習効率が良いですしね。

これからライターを始めようと考えている方、よかったらご参考に・・・。

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